メイヴ戦に見たサポートの底力

たちきる

 登場と同時に休止していたため、これまで見て見ぬふりをしてきたメイヴ。先日、ひょんなことから図らずもⅣを倒して称号を得てしまった。サポ2でである。

 しかも人間ふたりは、メイヴに関して「行動の種類とその避け方」程度しか知識をもたず、行動パターンなどはついに何も知らないままである。撃破までの挑戦回数もわずかに5回。

 いや待ってくれ、これは別に「ドヤ?」りたくて言っているワケじゃないんだ。こんなユルユルなプレイヤーでもサポ入りでイカを炙れてしまう、今日はその現状に関して書いてみたくなったのである。

 なぜ勝てたか。「イカが骨無しだから」と一蹴してしまうのはたやすいが、僕はこう思う。
 サポが強すぎたからだと。
 

戦術とも呼べない戦術

 パーティ構成は「人間占い・人間僧侶・サポ戦士・サポ戦士」。

 サポ戦士は片手剣。幻惑耐性と、あとはHPおよび攻撃能力だけでシンプルに選んだ。というか、片方はアンいりに雇ってもらったかりんとだ。

 戦術などほとんど無きに等しい。人間の後衛がひたすら回復とサポートに徹し、サポ戦士がイカをさばいてくれるのを待つという布陣だ。「早く俺を断ち切る者にならせろ!」というゲッコー・モリア式である。

 人間が2人いるので相撲も時間稼ぎ程度には成立するが、エンドまで持っていけることは稀である。事実上、ただ殴りあっているに近い状態になる。
 

なぜそれで勝てるのか

 さて、こんな戦術もへったくれもない挑戦で勝ててしまったのは、ひとえにサポの活躍度が高すぎたからだ。

 とにかく避ける。これに尽きる。

 サポ戦士たちはメイヴの回避可能な攻撃を華麗に避ける。雷撃や威圧はおろか、回転アタックすら過半は回避する。これがあまりに大きい。

 キャンセル可能時間が長い片手剣だったのが奏功したのだろうか。特技を構える→回転アタックが来る→キャンセルして歩いて回避、という人間では不可能な超反応を日常的にやってのけるのである。

 やいばのぼうぎょこそ使わないが、他人狙いのデスファウンテン、どろはきに巻き込まれないような動きもしてくれる。最近のサポはぼうぎょも使う、という話をTwitterで見たのだが、メイヴ戦では確認できなかった。
 

 サポがここまでやってくれるのだから、イカに不慣れな人間ふたりは積極的に前に出る必要もなく、高い回避力も要求されない。ただ状況に対して「後出しジャンケン」を仕掛けることに徹する具合になる。

 ちなみに勝利した試合は19分30秒ほどで、負け戦にも時間切れのパターンが含まれる。つまり、サポ2であっても20分戦い抜くこと自体はかなり容易だった、というコトだ。
 

変化するサポートの立ち位置

 仲間モンスターのバランス調整などに際してよく聞くのが、AIを含むサポートキャラの強さは人間同士で遊ぶ必要性を減退させない程度にとどめられている、という話である。

 メイヴ戦に関しては、サポがこの域を少し突破していると思しき活躍を見せてしまった。

 かりに僕ら2人がサポに代わって戦士を担当していたら、後ろに熟練の占い師・僧侶のプレイヤーが控えてくれたとしても恐らく勝てていないだろう。我々はいまだに回転アタックはおろか、威圧すら喰らってしまうだろうから。本当なら断ち切れていない、と胸を張って言えるぞ。ウム!

 メイヴ戦は「超反応」を持つサポートがたまたまスゴく活躍できちゃう戦場だった、というのはもちろん言える。とはいえ、メイヴはまがりなりにも最新の強敵コンテンツ。そこでの活躍を「たまたま」で全部済ますワケにもいくまい。

 けれども、では逆にサポートが回避可能な攻撃も高頻度で被弾するようになったら、それはそれでゲームとしてストレスフルで、誰も幸せにならない感じになるだろう。うーむ、サポートキャラのあるべき姿とは何なのか、おいそれと答えは出ないようだ。
 

 アプデのたびにサポートAIは更新され続けている。非常に難しいさじ加減を行なうなかで、現在のサポが偶然、ポテンシャルを発揮しているだけなのかもしれない。もし僕らの体験も「今だけ」のモノだとするなら、興味ある人はちょっとサポにイカをさばかせてみてもいいかもしれない。

 あ、ただし期待しすぎちゃダメだぞ? いくら回避するといっても、ハマる時はハマる。とくに壁を背にしたサポは無力だ。あとダクキンではやっぱり穴だらけになっちゃうよ。

 

コラム:サポのムダ回避

「サポートは敵の攻撃を無効化できる場合、回避行動をとらない」という噂を聞き、雷耐性100%のサポ戦士をメイヴに連れていってみた。結果、無効化できる始原の雷撃をがんばって回避してしまった。現在のAIにはそんなオチャメな一面もある。