新武器寸評と 武器進化の軌跡
アンいり君から「今回は新武器のコト書かないの? 読みたいんだけど」と喉にアカシックソードを突き付けられながら聞かれたので、こころよく了承した。
せっかくなので過去3世代分くらいの旧武器たちも並べてみた。よかったら彼らの進化の過程でも眺めてみてくれい。
片手剣
武器名 | 武器攻撃力(★3) | ステ上昇 | 効果 |
---|---|---|---|
はやぶさの剣改 | 129 | 2回攻撃 開戦時10%バイキ | |
セイクリッドソード | 135 | 会心率1.2% 武器ガード率2.0% | |
天恵石のつるぎ | 145 | HP3 | 獣特効15% 攻撃時4%ボミエ2段 |
アカシックソード | 154 | HP3 | 会心率1.2% バイキ延長10秒 |
これは昨日書いたとおりなので割愛。純粋火力ではアカシックソードが優れるものの、汎用性では天恵石も負けていない。
両手剣
武器名 | 武器攻撃力(★3) | ステ上昇 | 効果 |
---|---|---|---|
フューリーブレード | 189 | 炎属性 行動時3%テンション消費しない | |
聖大剣アスカロン | 198 | ドラゴン特効15% 会心率3.0% | |
オートクレール | 213 | 攻撃時3%ためる 行動時3%テンション消費しない | |
神域の大剣 | 226 | 武器ガード3.0% 攻撃時5%チャージ短縮 |
汎用効果の筆頭というべきチャージ短縮が付いた神域の大剣。武器ガードも3%とばかにならない数字だ。
短縮確率は5%と低めなので、短期戦ではなくある程度長い目で評価する必要があるかもしれない。
チャージ短縮の付与を魔戦が担うような場面であれば、神域のアドバンテージは目減りする。テンション絡みの能力を2つも持つオートクレールも、場面次第で輝けるフューリーやアスカロンもまだまだ役割を残している。フューリーは強いというよりも「とりあえず属性ベルトと合わせとけばダイジョブ!」という気軽さのありがたみがあるしね。
短剣
武器名 | 武器攻撃力(★3) | ステ上昇 | 効果 |
---|---|---|---|
天河のジャンビーヤ | 119 | 光属性 攻撃時16%猛毒 | |
トールナイフ | 125 | 雷属性 ターン消費しない率2.0% | |
ガテリアの宝剣 | 135 | きようさ30 | 必殺チャージ率1% |
神域の短剣 | 145 | きようさ35 | 会心率1.5% 攻撃時2%マヒ |
神域の短剣は、一見すると地味である。それでも先代からの攻撃力の伸びは大きく、入った時には文句なく強力なマヒ効果付きであり、堅実な働きをしてくれそうだ。ただし汎用度でいえばガテリアの宝剣も負けていない。
過去の属性短剣2種はただでさえニッチな用途が主となりつつある短剣の中でも、ひときわニッチな場所で用いることが多かった印象。このテの武器は属性がしっかり活きさえすれば攻撃力差を覆すくらいのチカラは持っているので、なかなか溶かしにくいのが悩みのタネ。僕はもうしばらく持っておくよ。
スティック
武器名 | 魔力(★3) | ステ上昇 | 効果 |
---|---|---|---|
栄華の王錫 | 攻魔40 回魔88 | HP7 | 詠唱速度2% MP消費しない率3% |
リトルフェザー | 攻魔43 回魔95 | HP7 | 開戦時50%聖なる祈り 詠唱速度2% |
バージニアステッキ | 攻魔50 回魔106 | HP8 | 開戦時50%聖なる祈り 行動時2%聖なる祈り |
双月のスティック | 攻魔55 回魔114 | HP8 | 開戦時50%早詠み 行動時3%マホトラの衣 |
双月のスティックは「長期戦用」のデザインで、闘戦記ピンポイントで登場した感がある。過去2世代が持っていた聖なる祈り絡みの効果がないので、僧侶の普段使いとしてはコレらが続投することになるハズ。
マホトラの衣は発動さえすればほぼ確実にMPを稼げる優秀な効果。ただこの効果によって長期戦の中でのMP補充機会をどのくらい減らせるかは、実際に繰り返し使ってみないと評価しづらい。
天地の場合、攻魔5の上昇を加味しても攻撃性能はまだプロセルピナの方が上。よって闘戦記での双月採用のためには「エルフの使用がゼロになる」くらいのハードルが控えていることになる。
ところで、まほりこが左手に持つスティックとしてはそこそこ優秀かもしれない。少なくとも効果の面では踊り子に全く恩恵がなかったこれまでの全スティックに比べれば大きな進歩だ。
両手杖
武器名 | 魔力(★3) | ステ上昇 | 効果 |
---|---|---|---|
邪術皇の杖 | 攻魔88 回魔40 | 死亡時15%で魔力覚醒消えない 暴走率2.0% | |
エンシェントワンド | 攻魔95 回魔43 | HP5 | 開戦時50%魔力覚醒・早詠み |
天恵石の杖 | 攻魔107 回魔50 | HP5 | 行動時5%魔力覚醒 魔力覚醒延長15秒 |
神域の杖 | 攻魔116 回魔55 | HP5 | 死亡時50%で早詠み消えない ターン消費しない率2% |
直近3世代の杖がすべて魔力覚醒関連の効果をもっていたのに対し、神域の杖は少し変わった効果をひっさげてきた。杖にしてはめずらしく魔法使い「以外」の職をターゲットにしている様子。
リカバリー能力としての早詠み維持はもちろんありがたい効果だけれど、むしろターン消費しない率の方に注目がいくだろうか。クルーガーと合わせて使いたくなる。
天地の場合は早詠みとて無意味なものの、攻魔上昇の値も9とそれなりだし、闘戦記を杖で戦い抜くのであれば持っていてもよさそうだ。
ヤリ
武器名 | 武器攻撃力(★3) | ステ上昇 | 効果 |
---|---|---|---|
タワーランス | 175 | 重さ62 | 攻撃時10%チャージ短縮 開戦時3%必殺チャージ |
ガブリエルのやり | 184 | 重さ66 | 光属性 武器ガード率4.0% |
轟雷のやり | 196 | 重さ66 | 雷属性強化5% 全ダメージ強化3% |
神域のやり | 208 | 重さ70 | 武器ガード率4.0% 行動時3%聖女 |
先代の轟雷が攻撃特化だったのに対し、神域は守備特化。行動時聖女という効果はたとえ3%であれとても強力だ。
重さも増えたので、見た目上はパラディンが持つことを意識したかのような性能。とはいえ轟雷との火力差もアチラが雷属性を活かさない限りは互角といえる範疇。どうぐ使いが持つとしても普段はコチラが優位になる機会が多いのではなかろうか。
チャージ短縮を持つタワーランスも、3世代前だというのにまだ手放すのがためらわれる。はやぶさ改やフューリーもそうだけれど、これだけの期間を生き抜いた武器というのは今から振り返っても「アタリ」だったんだなぁという気がするね。
オノ
武器名 | 武器攻撃力(★3) | ステ上昇 | 効果 |
---|---|---|---|
イビルアックス | 178 | 敵撃破時5%ためる 会心率1.2% | |
ヘカトンケイル | 185 | 全ダメージ強化3% MP消費しない率10% | |
ガイアのオノ | 210 | HP10 | 攻撃時4%ヘナトス 攻撃ダメージの6%回復 |
神域のオノ | 226 | HP10 | 全ダメージ強化3% 共鳴テンション5% |
事実上、すべてのオノを過去のものにした気がする神域のオノ。
2世代前のヘカトンケイルから全ダメージ強化を受け継ぎ、共鳴テンションまで引っ提げて乱戦向きに仕上げてきている。ついでに発動確率もちゃんと教えてくれているのがありがたい。
防衛軍などでオノを担ぐ可能性がある職業は、ぜひコレを持っておきたいと言える性能だ。イビルアックスの眼甲効果は今みても優秀だけれど、さすがに基礎火力に差がつきすぎてしまった。ガイアの回復効果もとても面白かったものの、肝心の範囲特技に効果が乗らなかったりして安定して活かせないのがツラかったかな?
棍
武器名 | 武器攻撃力(★3) | ステ上昇 | 効果 |
---|---|---|---|
極楽のこん | 172 | 武器ガード率2% ターン消費しない率2% | |
ヘリオスロッド | 180 | 炎属性・光属性 | |
氷河のこん | 192 | 氷属性強化5% 瀕死時25%リベホイム | |
金剛のこん | 201 | 常時カウンター5% ゾンビ特効15% |
武器ガード率ではなくカウンター率を搭載した金剛のこんが登場。
防げる攻撃は限定されているものの、被弾率が高い戦場であれば生死に直結する能力だけに、けっしてないがしろにはできない。ゾンビ特効も旬な効果だ。
ポカポカ叩く観点からは氷河のこんがまだまだ優秀。ヘリオスロッドとて金剛との攻撃力差がまだそれほどでないこともあり、使い方次第では現役を張れる。そして握っているだけで強い極楽のこん。みんなが平和に住み分けをしている。オノの里の惨状を見たまえ。
ツメ
武器名 | 武器攻撃力(★3) | ステ上昇 | 効果 |
---|---|---|---|
マガツ鳥のツメ | 76 | すばやさ20 きようさ20 | 全ダメージ強化3% |
ケイオスネイル | 85 | 攻撃時10%チャージ短縮・5%呪い | |
ドラゴンクロー改 | 95 | すばやさ22 きようさ22 | ドラゴン特効15% 会心率1.0% |
疾風のジャマダハル | 102 | すばやさ25 きようさ25 | 攻撃時4%ルカニ2段 ターン消費しない率2% |
災禍の陣から「守備力を0にする」効果が失われて以来、ルカニの重要度が大きく増した。そこへ来てのルカニ2段である。優秀でないハズがない。
ターン消費しない率に加えて、ステータス補正もちゃんと引き継がれた。なんだか異様なくらい強い。
キラパンのツメをマガツから替えるかどうかはお好みといったところ。ターン消費しないを取るか、全ダメ強化をとるか。
おそらくわりと最近マガツを買ったばかりの人もいると思うので、自分がツメ職をやらないのであればマガツのままでも十分ではなかろうか。あるいは防衛軍報酬でMP消費しない付きを狙う、なんていうのもイイかも。
効果自体はめちゃんこ優秀なケイオスも、ジャマダハルの猛威の前にはちょっと霞んできたかもしれない。いまになってケイオスにだけステ補正がないことが悔やまれる。
ムチ
武器名 | 武器攻撃力(★3) | ステ上昇 | 効果 |
---|---|---|---|
スライムウィップ | 121 | HP8 攻魔35 | 開戦時75%ピオラ2段 全ダメージ強化5% |
ボルケーノウィップ | 125 | きようさ20 攻魔35 | 炎属性 ターン消費しない率2% |
アステルウィップ | 135 | HP8 攻魔40 | 状態異常成功率10% 攻撃時4%ルカニ |
大獄獣のムチ | 144 | HP8 攻魔45 | 攻撃時3%ヘナトス 全ダメージ強化5% |
大獄獣はスライムウィップ以来の全ダメ強化を与えられた。シバくコトに関しては1段上の性能といっていい。占い師が持つ場合は全ダメ強化のカテゴリの都合で、タロットの威力にはさほど影響しないのが惜しい。
ルカニの重要度が上がっている昨今においては、アステルの4%ルカニから3%ヘナトスへの変更は少しばかり痛い。が、ルカニのことはもう疾風のジャマダハルに任せることにすればいいのかもしれない。
扇
武器名 | 武器攻撃力(★3) | ステ上昇 | 効果 |
---|---|---|---|
孔雀姫のおうぎ | 119 | すばやさ47 回魔50 | 攻撃時10%魔道の書 MP消費しない率4% |
妖貴妃のおうぎ | 124 | すばやさ52 攻魔50 | 行動時10%魔力覚醒・早詠み |
プロセルピナ | 134 | すばやさ55 攻魔80 | 全属性強化3% 味方死亡時5%ためる |
ブリガンディア | 143 | すばやさ60 攻魔85 | チャンス発生率1% 行動時5%メイクアップ |
ブリガンディアは、プロセルピナで大きく強化された攻魔補正をさらに強化して引き継いだ。伝わるかわからないけど、僕はこのブリガンディアを「新しいムチ」だと事あるごとに勘違いし続けると思う。
効果においてはチャンス発生に加えて行動時メイクアップという面白いモノを搭載。ただ、これを能動的に活かすというのはちょっとムズかしそうだ。発動も確率、活きるかどうかも確率という二重判定は高き壁になる。
闘戦記の扇天地や、防衛軍のまほりこにとってはプロセルピナの方が向いている。属性強化というカテゴリは全ダメ強化などに比べても大体において影響が大きく、そう簡単に捨てられないのだ。そこにためる効果も加わっているのだから尚更である。
ハンマー
武器名 | 武器攻撃力(★3) | ステ上昇 | 効果 |
---|---|---|---|
ギガスクラッパー | 141 | 重さ27 | 攻撃時5%ウェイトブレイク 物質特効10% |
スカルブレイク | 146 | 重さ30 | 攻撃時10%チャージ短縮 会心率3.0% |
アンタッチャブル | 156 | 守備10 重さ35 |
やいばのぼうぎょ時ダメージ5%減 攻撃時2%スタン |
神域のハンマー | 166 | 守備14 重さ38 | 行動時5%チャージ短縮 獣特効10% |
神域のハンマーはスカルブレイクと似たようなチャージ短縮効果を持っているが「攻撃時」と「行動時」という違いがある。もちろん「行動時」の方が射程が広いのだけど、発動率には5%と10%という差もある。
攻撃以外の行動が多いパラや道具であれば明らかに神域がふさわしい。バトの左手としてはスカルブレイクのままでも構わないかもしれない。が、トライバルがすでに同じ効果を持っているし、攻撃も守備も神域のが上。余裕があれば新調したいところだ。
ブーメラン
武器名 | 武器攻撃力(★3) | ステ上昇 | 効果 |
---|---|---|---|
ビーナスエッジ | 101 | 回魔40 | 開戦時50%聖なる祈り 暴走率1.2% |
黒曜のマンダラ | 106 | 攻魔55 回魔55 | 詠唱速度5% MP消費しない率4% |
エンジェルウィング | 116 | 攻魔60 回魔60 | 行動時5%早詠み 開戦時10%天使 |
アカシックウィング | 124 | 攻魔65 回魔65 | 状態異常成功率10% 詠唱速度5% |
アカシックウィングは、おおよそ黒曜のマンダラの上位互換といった具合。状態異常率はレボルには効かないという事情はあるものの、それでもあって損はない。
エンジェルウィングの行動時早詠みも優秀、というか「好きな人はコッチのが好き」という感じだろうか。そこの住み分けはそのままに、アカシックはより安定した性能のブーメランとしての地位を得るのかもしれない。
ところで以前、新防具の性能を考える時には「3世代前」をターゲットにしたりする、という開発者のコメントがあったと聞いた。
ここまで眺めてきた感じだと、武器の場合はむしろ2世代前と性能が似ているケースがそこそこ見つかるね。
弓
武器名 | 武器攻撃力(★3) | ステ上昇 | 効果 |
---|---|---|---|
スライムショット | 160 | 開戦時50%チャージ短縮 詠唱速度4% | |
魔弓サジタリウス | 167 | 攻撃時6%闇耐性ダウン 詠唱速度4% | |
ヒュドラの弓 | 177 | 攻撃時6%光耐性ダウン・5%魔道の書 | |
蒼穹の王 | 188 | 攻魔55 回魔55 | 鳥特効15% |
待望の魔力付きの弓が登場。鳥特効のことは今は忘れて、いざというとき思い出そう。
ヒュドラの効果が独特で面白かっただけに、魔力という分かりやすい恩恵への変化にはメリットもデメリットもある。武器種そのものの役割に即した安定性能の新武器、という意味では上のアカシックウィングとも立ち位置が似ている。魔戦や賢者がもつ分には魔力は決してムダにならないので、気になったら迷わず手に入れていいという性能に見える。
種族特効系武器の将来に関しては、天恵石のつるぎのようにバシッと活きたケースと、ドラゴンクロー改のようにどっちらけのまま時が過ぎたケースとがあり、なんともいえない。当座考えるとすれば次のコインボスくらいなのだけど、鳥系…ウーム。