まもの使い版 火力爆発のルール

以前、火力爆発のルールなる記事にて、ダメージ計算の大方をまとめたことがある。バトルにおける気持ちよさの源泉の一つとしての「超高火力」がいかなるメカニズムにおいて発揮されているか、というお話だった。

目下のところこうしたメカニズムを最も活用しているのは、まもの使いという職である。ダークキングを瞬殺するための「まもまも道僧」構成なんかがその好例で、そこには「大ダメージを効率的に稼ぎ出す戦術」がぎっしりと凝縮されている。

さて、そんな「ダメージを稼ぐ仕組み」は、実際にこうした構成で遊んだことがあれば知識としても体感としても理解しやすいのだが、そうした経験がない場合にはちょっとなじみにくいところがある。まもの使いが未だマイナー職に留まっていることにも、そのわかりづらさが一役買ってしまっているような気がするのだ。

というわけで、今日はまもの使いという職に特化した上で、「ダメージを稼ぐ仕組み」をもっと実践的に理解してみようという試み。具体的には、まもの使い入り構成においてキーとなる特技・必殺「ウォークライ」「強化ガジェット零式」「レボルスライサー」「災禍の陣」「牙神昇誕」の5つについて、その機能と相互効果について確認していく。

 ダメージ計算と各特技の貢献の仕方

まずは前回も載せたダメージ計算式を再掲しておこう。

 基礎ダメージ×特技倍率×各種強化倍率×属性強化倍率×属性弱点倍率×テンション倍率×ダメージ増減倍率=与ダメージ

 前回は、「ウォークライ+宝珠入り裂鋼拳では何故ダメージがあまり伸びないのか」という話を例として、それは「これら2つの強化倍率が加算の関係にあるからだ」という説明をさせてもらった。「ウォークライ」も「宝珠による特技強化」も共に、上記の式における「各種強化倍率」カテゴリーに該当するため、掛け算ではなく足し算で処理されてしまうというお話だった。

つまり、ダメージを効率的に稼ぐためには、自分が使用するダメージ増加方法がそれぞれどのカテゴリーに属しているか、を確認しておくことが大事になる。先述の5つの特技・必殺について、その役割を一つずつ確認してみよう。
◆ウォークライ
各種強化倍率に該当。倍率は1.5倍。
◆強化ガジェット零式
各種強化倍率に該当。倍率は2.0倍。
この時点で「おや?」と思う人もいるかも知れない。ウォークライとガジェットは、意外にもというか同じカテゴリーに属する。つまり、この2つを同時に発動した場合のダメージ増加率は、それぞれを乗算した3.0倍ではなく、加算した2.5倍にしかならない。言い方をかえれば、この2つの取り合わせ自体には倍率上のシナジーがないのだ。

(※実際には、CT特技という機会限定の大技が存在するため、たとえ倍率上のシナジーがなくとも、これら2つを同時に発動させて大技を最大効率で消化するメリットはとても大きい。ガジェットには会心率強化の効果もあるので尚更だ。しかし純粋なダメージ計算式の上では特別な相互効果は働いていない、というお話である)
◆レボルスライサー
ダメージ増減倍率に該当。倍率は1.5倍。
ウォークライおよびガジェットとは違うカテゴリー。つまり、乗算の関係にある。倍率こそウォークライと同じ1.5倍だが、「ウォークライ+ガジェット」が2.5倍のところ、「レボル+ガジェット」なら3.0倍になる。邪神やダークキング戦で懸命に狙っていくところの「ウォークライ+ガジェット+レボル」ならば3.75倍にも達する。
◆災禍の陣
敵の守備力を0にする(※物理攻撃の場合)ことで、計算式においては基礎ダメージを増加させる働きをしている。

ダークキングⅣを例とすれば、敵の守備力を776減少させることで、基礎ダメージを194増加させる結果となっている。この状態でタイガークロー(素の倍率3.6)を使用した場合、純ダメージとしては698の貢献を果たすことになる。これがさらに上記「ウォークライ+ガジェット+レボル」の状態ならば、災禍の有無だけでタイガー1発ごとに2619ダメージの差が出る計算になる。今日はこの数字のエグさを伝えるためにこの記事を書いたといってもいい。
◆牙神昇誕
攻撃力を60増加させることで、災禍と同様に基礎ダメージを増加させる働きをしている。バイキは適用されないので、貢献値は一律30だ。

単独で使用した場合は素のタイガークローのダメージを108増加させる程度の働きしかしないが、災禍の場合と同様「ウォークライ+ガジェット+レボル」に付け加えた場合は1発ごとに405ダメージの貢献となる。さらにライガーであれば貢献値は1069ダメージにもなり、決して軽視できる特技でないことがわかる。ともに基礎ダメージに加算する関係のため、災禍との間にシナジーは無い。

まもの使いの強さの秘密

「別に強くなくない?」というツッコミは受けつけない。今日だけは強いというコトにしてくれ頼む。

こうしたダメージ稼ぎの仕組みを踏まえると、まもの使い自身が持つ強力な武器の正体がわかる。「ウォークライ」と「災禍の陣」および「牙神昇誕」という取り合わせだ。

災禍や牙神によって増加させた基礎ダメージをウォークライによってさらに自力で強化するという芸当こそが、まもの使い特有の戦術である。近頃の強敵は総じて守備力が高いため、災禍の陣による基礎ダメージの増加が「超高火力」の実現にあたって非常に大きなウエイトを占めているコトも、上の例で確認できると思う。

そしてまもの使いのチカラは主としてどうぐ使いと力を合わせた場合に、他の前衛職とは一線を画した爆発力へと昇華することになるのである。内に秘めた爆発力に関してはかのバトマスすらも遥かに凌駕するのが、まもの使いという職なのだ。内に秘めたまま終わってしまうことが多いのが欠点だが。
ところで、先にダークキングを例としてしまったので使用武器はおのずとツメだという前提に立ってしまったが、フューリーブレードとプラズマを用いた両手剣戦術、すなわち属性強化倍率属性弱点倍率を利用した上でウォークライやガジェットを組み合わせる場合の爆発力も、それはそれで手軽かつエグい。これらのカテゴリーは今日触れた上記要素すべてと乗算関係にある、と言えばその威力は伝わるハズ。

邪神なんかでは災禍・牙神で基礎ダメージ値を稼ぐよりも、そうしてカテゴリー同士の乗算を重ねる方が圧倒的に気軽だ。まだまもの使いの真髄を体感していないという人は是非一度試してみていただきたい。どうぐ使いの友達と一緒に遊びに行くのがオススメだぞ。