災禍の陣 効果変更による影響

 アストルティア全4000万人のバトルマニア諸君! おはよう。

 言うな、わかっている。
 君も僕も、災禍の陣のことが気になって仕方ないって顔をしているね。そう、それが恋さ。

 Ver4.1から守備力ダウンの効果が削除され、効果時間も25秒から18秒に短縮、代わりにダメージアップ50%の効果が追加されるとのこと。

 このことは一体どういう意味を持つのか、あわてんぼの我々は実装に先んじて考えてみちゃおう。
 

ダメージアップ50%の正体とは

 そもそも、この新しい効果の実態はどのようなものか。

 「アプデ前に考えてもしょうがないのでは?」という疑念はもっともだが、結論から言うとこの効果はレボルスライサーや愚者のタロットと同じ性質のものである可能性が濃厚だ。

 なぜなら、呪文やタロットに関しては元からこの効果だったからだ。
 今回の変更は物理方面へのテコ入れであり、これからは物理でも呪文でも災禍の陣は同じ処理をするようになるとすれば、話がキレイにまとまる。

 敵への設置型なのに宝珠やウォークライのような自己強化枠との合算を想定するのは不自然だし、同じく設置型である愚者のタロットと別の枠をわざわざ新設するとも思えない。

 というわけで、よほどのことがない限り新生・災禍の陣は強化された愚者のタロット、あるいは設置型のレボルスライサーのようなものと考えていいはずだ。

 チャンス特技とはいえ、これを全職業が使えるのである。おらワクワクしてきたぞ。
 

ライガーを例としたダメージへの影響度

 これはもう手っ取り早く比較してしまおう。
 以下の数値は、同じ条件下で ①旧災禍 ②新災禍 それぞれのダメージを計算したもの。

【条件:攻撃力525(バイキ対象外106) 敵守備680 属性強化ベルト12% ライガーを宝珠LV5飾石160Pで強化 バイキ・フォース・FB・災禍・レボル・ウォークライ・ガジェット・耐性低下50%】

①旧災禍↓
raiga-1
②新災禍↓
raiga-2

 真ん中の太字の列が中央値なので、そこを見ていただけるといい。

 わかりやすくするためギリギリ9999が出ない程度に条件を調整した。
 防衛軍の花形・ライガークラッシュの場合、
 単発では93546344
 
総合期待値では4700332201
 
このような大きな差が出る。


 ちなみに、このダメージを導き出す式はそれぞれこうなっている↓
(※各数値を導くまでの端数処理や条件判定、ダメージ幅は割愛)

① 346*(2.5+0.075)*2.5*1.12*2.5*1.5 = 9354
② 176*(2.5+0.075)*2.5*1.12*2.5*2.0 = 6344

 変化しているのは着色されている2点だけ。基礎ダメージと、レボルなどをつかさどるダメージ増減倍率の部分だ。
 
 旧災禍は敵の守備力を0にすることで、基礎ダメージをほぼ2倍にする働きをしている。
 いっぽう新災禍も別の倍率で貢献するが、その幅は+50%にとどまる。そのため、この条件下では旧災禍に大きく溝を開けられてしまう形となった。

 今回想定した敵守備はおおよそ防衛軍のボスくらいの水準だ。
 このケースだと、新災禍の力は旧災禍に劣ってしまうことになる。
 

ルカニの存在感

 旧災禍の場合、守備力を一気に0まで引き下げていたので、当然ながらルカニとの相乗効果はなかった。

 しかし新災禍ならば話は違う。さきほどの条件にルカニ2段階を加えて、②の式を計算しなおしてみよう。

②+ルカニ2段階

raiga-3

 ごらんのようにダメージが大きく伸びた。
 敵守備が落ちた結果、基礎ダメージは176から244まで上昇。
 これならば旧災禍との差も軽微だ。

 そんなわけで、これからの戦いではルカニの重要性が高まる公算が大である。
 Ver4.0で守備力ダウン率が20%から40%へと強化されたことが、今になってボディブローのように効いてきたぞ。
 

Aペチを例としたダメージへの影響度

 さて、先ほどはライガークラッシュを例にとったが、実はそれは新災禍にとってフェアな選択ではなかった。
 ツメはその高い特技倍率ゆえ、旧災禍の影響を非常に強く受ける武器だからだ。

 ここでは反対に、旧災禍からはあまり恩恵を受けていなかった隼改2刀バトのAペチ攻撃について見てみよう。

【条件:攻撃力 右592左420(バイキ対象外97) 敵守備680 会心率19.6%
 バイキ・フォース・FB・災禍・レボル・ガジェット・耐性低下50%・不死鳥天舞】

①旧災禍
apeti-1
②新災禍
apeti-2

 今回は、一番右の期待値の方に注目してほしい。
 2発分のダメージを考慮した数値になっている。

 Aペチ攻撃の期待値はその高い会心率によって支えられている。
 そして会心の一撃はもともと敵守備を無視する攻撃である。つまり守備力を0にする旧災禍とは決して相性がよくなかった。

 しかしいっぽうで、新災禍はAペチ攻撃の優れたパートナーとなりうる。
 ダメージアップの倍率であれば会心の一撃にもしっかりと乗ってくれるからだ。

 見てのとおりライガーのケースとは反対に、Aペチ攻撃においては新災禍の方が貢献度がやや高くなるのである。

 いちおう、ここでも②にルカニ2段階を加えたものを載せておこう。

apeti-3

 これならば完全に新災禍の勝利だ。 

※注意:左手会心ダメージの計算式にはまだ謎が残っており、実際には上記計算よりもややズレが生じる。こちらは目安程度に考えていただきたい。

まとめ

 ここまでこねくり回した挙句、ふたをあけてみたら全然違う計算式だったら恥ずかしくて出ていかれなくなりそうである。

 とはいえ、おそらく大丈夫だと思うし、なによりも今回の変更のキモは守備力を0にする効果の廃止の部分にある。
 ここが覆らない以上、実装後に計算を見直すこともカンタンだし、今日の記事で見てきたようなバランス変化の構図がそう大きく変わることはないハズだ。

 チャンス特技の一律化とともに、今回の調整によって職業バランスはいっそうよくなるんじゃないかとかりんとは思っている。バトの夜明けの日は近い。

(2/1 2018) Aペチのダメージ計算に余分な要素が介入してしまっていたため、画像を正しいモノに差し替え。