「被ダメージ軽減」の今

teppeki

「打たれ名人」宝珠を皮切りに、今ではいくつかの手段で得られるようになった「受けるダメージを○○軽減」効果。最近は鉄壁セットがコレを引っ提げて登場した。宝珠を埋め込む禁忌でも犯しているのでは? 

ダメージを定数で削減するこの効果は今なお希少で、スケープガードなど戦闘中の行動によって付加されるものを除けば、このくらいしかない↓

・宝珠「打たれ名人」(LV5+飾石で12
・160↑スキル「被ダメージ軽減」(160で3、170で5、180で10
・タロット「メカバーン」(1枚につき5、最大2枚で10
・鉄壁のよろいセット10


打たれ名人とスキルはどの職業でも利用できるが、下の2つは職業限定だ。現在、被ダメージ軽減の最大値は戦士・パラ・占いのみ32で、他職は22というコトになる。


さて、打たれ名人しかなかった頃に比べて削減数値がだいぶ上がっている。これ、うまいこと何かに利用できないだろうか。被ダメージ軽減の今を考えてみよう。
 

磨きのかかる多段技への耐性

 被ダメージ軽減といえばまずはコレが思い浮かぶ。いまや4回攻撃を受けたら32の削減を4回で、計128ものダメージを減らしてくれる。クロコダインなら「ううむ、ちょっとしたいやしの雨気分だわい」とか言うだろう。

 DQ10の傾向として、強敵はけっこう多段技を使ってくる。なぜかというと、聖女の守りを貫通してコチラを倒すためである。「回復職は僧侶一強」という安直な状況を作らないため、ともいえる。つまり今後も多段技使いは次から次へと現れるだろう。

 例の闘戦記の獣も、同じ見た目のボスが多段技で攻めてくるという事実がある。鉄壁セットは「ここぞ!」というタイミングを見計らって登場したかのようである。劇場版ドラゴンボールのピッコロさんみたいだな。
 

「完全無効化」のハードルを引き下げられるか?

 たとえば、500ダメージの闇属性攻撃完全無効化する(ダメージを0にして「ミス」させる)にはどうするか?

 もちろん、闇耐性を100%にすればいい。というのが一つの答えだ。

 しかしご承知の通り、これは相当に困難である。かのマリー・アントワネットは「あら守備力がないのなら属性耐性を積めばいいじゃない」と言い放ったために民の恨みを買って処刑された。

 さて、こうした時も「被ダメージ軽減」が我々市民を助けてくれる。

 被ダメージ軽減32という数字は500の約6%にあたる。よって闇耐性が94%しかなくても先の攻撃のダメージは0になる。つまり完全無効化してミスにできるのだ。まぁ「闇耐性100%がムリなら94%積めばいいじゃない」と言ったとしても処刑される気もするが。
 

 この用途は属性攻撃に対してのみならず、ブレスの完全無効化なんかに際しても同様だ。

 レグナードを例としよう。やつのブレスのダメージは1500というエグい数値に設定されている。やつにはヒトを食べる気はなく、ただ消し炭にするのが好きなのだろう。

 それでも、32という数値はその約2%にあたる。かりに心頭滅却+装備でブレス無効化を狙うなら、装備に必要なブレス耐性値は60%ではなく58%だ。

 考え方としては、「被ダメージ軽減の数値」が「くらう可能性のあるダメージの何%にあたるか」をわかっていれば計算できる、という感じだ。
 

 …と、すまない。実はここまでが長い前置きなんだ。

 上のレグナードの例だが、ひとつ穴がある。被ダメージ軽減の減算は最後になされると言ったが、つまりそれは敵側のダメージ増加要素も先に処理されるということである。よって、レグにテンションがあったりしてブレスの元ダメージが増えていると、被ダメージ軽減でダメージを0にできないケースが出てくるハズだ。

 本気で被ダメージ軽減を利用して完全無効化したい場合は、敵がどのようなダメージ増加要素を用いてくるかを知り、その最大ダメージに合わせて被ダメージ軽減の仕事量を計算しておく必要があるというコトになる。結局、テンションやウォークライ状態を用いてくるレグに対しては、被ダメージ軽減に過度な期待はできない。
 

被ダメージ軽減の限界

 というわけで、前項のタイトルにつけた疑問に答えるとすれば「引き下げることは可能だが、かなり慎重な調整を要する」というあたりに落ち着くだろうか。

 値が32まで伸びたことで被ダメ軽減の信頼度はかなり上がったものの、レグのような真の強者を相手にする際にはやっぱりちゃんとした耐性がほしい、というのが現状のようだ。

 いっぽうで、レグのブレスほどエグくないダメージの攻撃であれば、1%、2%分くらいの仕事を被ダメージ軽減に担わせることは十分可能だ。とくに敵側がダメージ増加要素をあまり使ってこない場合、安心して頼ることができる。今後登場する敵がそういうモノを使ってくる可能性も十分にあるので、頭の片隅にとどめておくと役に立つかもしれない。


 …ところで、今日は簡単に書いてしまったブレスの「完全無効化」のコトだが、実はその中身はけっこう複雑だ。古くからレグナード戦などをこなし続けている猛者にとってはとうに通過した話題かもしれないが、レグナード実装期にはまだDQ10にいなかった人などは詳細を知らない場合も多いようだ。

 現にTwitterにて「計算して無効化してるハズなのに食らった!」という話を最近も目にした。近々このへんの「防御の事情」について記事を書いてみたい。