「盾」の進化と買い替え時

DQ10はインフレの緩やかなゲームである。5年以上も続いているにも関わらず、長寿ゲームにつきものの「大味化」がうまく抑えられている。

そんな中、輪をかけてノンビリとした歩みをしているモノがある。そう、「盾」だ。

ruhu

サービス開始まもない頃から親しまれている盾たちがバリバリ現役を張っていることも、アストルティアでは全く珍しくない。

実際のところ、そうした古強者の盾と現在の盾ではどれほどの性能差がついたのだろう? そんなコトを確認するフリをしつつ、その歩みの極端なノンビリ具合をイジってみたい。
 

ジャンル別 盾比較

 実用を考えて★3同士の比較にしよう。ジャンル別に見ていこう。
 

・ルフの盾 対 ブルームシールド

  装備LV 守備力 盾ガード率 効果
ルフの盾 42 4 4.4% ブレス6%、風6%
ブルームシールド 96 15 5.2% ブレス8%、風8%

 完全な上下関係にあるルフとブルーム。兄より優れた弟など存在しない。その差は守備11、盾ガード率0.8、ブレスと風耐性が2%。威張れるほどの差じゃないぞ兄貴!

 ルフは装備LVこそ今と違うけどサービス開始直後から存在する。つまりこの進歩には5年の月日がこもっている。よくよく噛みしめるべし。


・ふうまの盾 対 ドワチャカシールド

  装備LV 守備力 盾ガード率 効果
ふうまの盾 35 3 3.9% 呪文5%
ドワチャカシールド 93 11 5.2% 呪文6%、ブレス6%

 LV35帯から奇跡の参戦、ふうまの盾。なんと呪文耐性の値はドワチャカと1しか変わらない。さすがに盾ガード率だと錬金1か所分くらいの差はついているが。

 用途の違いを考慮せず小盾を単純カウントすると、ドワチャカはふうまの10世代ほど先の子孫である。この進化の緩慢さは現生人類にも匹敵する。

 このままのペースなら、小盾は一生涯ルフやふうまを使っていて困らないかもしれない。これを武器で言うなら「まだ斬夜の太刀で大丈夫」「黒ヒョウのツメはまだイケる」てな話になる。イケるかっ!
 

オーガシールド 対 雷竜の大盾

  装備LV 守備力 盾ガード率 効果
オーガシールド 60 14 7.2% ブレス10%
雷竜の大盾 96 32 7.2% HP14、ブレス10%、雷10%

 オーガシールドのブレス耐性は最新の大盾である雷竜と同じ。そして盾ガード率も、オーガシールドを最後にまったく上昇していない。ちなみに実装は2013年の5月。早熟が過ぎるぞ。

 守備力には18の差がある。そして、属性耐性は用途が違うのでさておいても、HP+14という付属効果の有無はさすがに無視できない。スペースの都合で省略したがおもさにも6の差がある。大盾の方はそれなりの速度で進化しているのかもしれない。
 

・大盾四つ巴合戦

  装備LV 守備力 盾ガード率 効果
ウルベアの大盾 80 17 7.2% HP10
炎帝の大盾 85 20 7.2% HP5、炎10%、はどうガード10%
風雲の大盾 93 26 7.2% HP10、風10%、呪文5%
雷竜の大盾 96 32 7.2% HP14、ブレス10%、雷10%

 そこで大盾HP部門。

 ウルベアがHP10を引っ提げてきたのを皮切りに、直近では大盾の基本効果となった。その狭間に飲まれて犠牲となったゼレスタイトの怨念は深い。
 大盾は盾ガード率が頭打ちになった代わりに、HPが伸びるようになったともいえる。自律的に環境に適応している…?
 

「費用対効果」という呪縛

 さて、多くの人は装備を買う時に「費用対効果」を意識するハズ。今日みた通り、盾に関するソレは旧世代のモノが圧倒的優勢である。だから「生涯ルフ」的な合理的発想が生まれるのもやむをえない。

 しかしいっぽう、その「費用対効果」をまた別の尺度で見る方法もある。

 盾は非常にノンビリとしか進化しない。つまりそれは、今現在の新しい盾もまた今後登場する盾に対して性能的に見劣りすることなく、非常に長く愛用できる可能性が高いというコトだ。

 僕自身、この「長持ちの可能性」にふと気づいたことで盾を買い替えてしまった。いや「買い替えることができた」と言う方が実感に近い。

 結局は、各自にとって「欲しい時こそが買い時」であるコトは疑いない。ときに、その「欲しい時」を考え方の転回によって呼び込めば、それはそれで楽しいコトもあるかも、というようなお話でござった。


 ところで、来月に控える闘戦記は「4対2」の闘いである。これまでの常闇が「相撲」を軸として敵の行動自体を抑える(あるいは避ける)闘いだったことに比べると、闘戦記では盾の存在感が増すかもしれない。断言はできないけど、これも「欲しい時」を呼び込む一助になるかもしれないぞ。